犯人がわかっているからこその面白さを痛感『碓氷優佳シリーズ』(2022年1月読書レポート)
■目次
▶2022年1月読書リスト▶斬新倒叙ミステリー『碓氷優佳シリーズ』
・扉は閉ざされたまま
・君の望む死に方
・彼女が追ってくる
・わたしたちが少女と呼ばれていた頃
・賛美せよ、と成功は言った
▶おわりに 今月のオーディオブックから一言
2022年1月読書リスト
- 扉は閉ざされたまま /石持 浅海
- 君の望む死に方 /石持 浅海
- 彼女が追ってくる /石持 浅海
- わたしたちが少女と呼ばれていた頃 /石持 浅海
- 賛美せよ、と成功は言った /石持 浅海
- 天使と悪魔のシネマ /小野寺 史宜
- 剣樹抄 /冲方 丁
- 神様のケーキを頬ばるまで /彩瀬 まる
- 左目に映る星 /奥田 亜希子
- あたしの一生: 猫のダルシーの物語 /ディー レディー
- 月の扉 /石持 浅海
扉は閉ざされたまま
大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。“あそこなら完璧な密室をつくることができる…”伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。
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君の望む死に方
余命六カ月ーガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に、自分を殺させる最期を選んだ。日向には、創業仲間だった梶間の父親を殺した過去があったのだ。梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行させるために、幹部候補を対象にした研修を準備する日向。彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の恐るべき推理が、計画を狂わせ始めた…。
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彼女が追ってくる
旧知の経営者仲間が集う「箱根会」の夜、中条夏子はかつての親友・黒羽姫乃を殺した。愛した男の命を奪った女の抹殺を自らの使命と信じて。証拠隠滅は完璧。さらに、死体が握る“カフスボタン”が予想外の人物へ疑いを向ける。夏子は完全犯罪を確信した。だが、ゲストの火山学者・碓氷優佳は姫乃が残したメッセージの意味を見逃さなかった。最後に笑う「彼女」は誰か…。
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わたしたちが少女と呼ばれていた頃
横浜にある女子高に通うわたし、上杉小春には碓氷優佳という自慢の親友がいる。美しく聡明な彼女はいつも、日常の謎に隠された真実を見出し、そっと教えてくれた。赤信号のジンクス、危険な初恋、委員長の飲酒癖、跡継ぎ娘の禁じられた夢、受験直前の怪我、密かな失恋…。教室では少女たちの秘密が生まれては消えてゆく。名探偵誕生の瞬間を描く青春ミステリーの傑作。
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賛美せよ、と成功は言った
十五年ぶりに再会した武田小春と碓氷優佳は、予備校時代の仲間が催す同窓会に参加した。ロボット開発事業で名誉ある賞を受賞した同期・湯村勝治を祝うためだった。和やかに進む宴の最中、出席者の一人、神山裕樹が突如ワインボトルで恩師の真鍋宏典を殴り殺してしまう。優佳は神山の蛮行に“ある人物”の意志を感じ取る。小春の前で、優佳と“黒幕”の緊迫の攻防が始まったー。
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おわりに 今月のオーディオブックから一言

- 寝ても疲れが取れない
- とにかく朝に弱い
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
- 睡眠時間が足りない
- 余裕のある毎日を過ごしたい
たった一度きりの人生。28年を睡眠にとられるのはもったいなくないだろうか。

ポイントは眠りについてから180分
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