ランチとお酒と都会で彷徨う女性の物語 明日を生きる活力を 【2020年10月読書レポート】
原田 ひ香さん流 ランチと酒と彷徨う女性
犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される。すれ違いのステーキとサングリア、怒りのから揚げ丼とハイボール、懐かしのオムライスと日本酒、別れの予感のアジフライと生ビール…今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯!心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。
- 第1酒 武蔵小山 肉丼
- 第2酒 中目黒 ラムチーズバーガー
- 第3酒 丸の内 回転寿司
- 第4酒 中野 焼き魚定食
- 第5酒 阿倍野 刺身定食
- 第6酒 御茶ノ水 牛タン
- 第7酒 新宿 ソーセージ&クラウト
- 第8酒 十条 バクテー
- 第9酒 新丸子 サイコロステーキ
- 第10酒 秋葉原 からあげ丼
- 第11酒 新丸子 アジフライ
- 第12酒 代官山 フレンチレストラン
- 第13酒 房総半島 海鮮丼
- 第14酒 不動前 うな重
- 第15酒 秋葉原 とんかつ茶づけ
- 第16酒 中野坂上 オムライス
何かを失くしてしまった人がそこからどうするか、
どうステップアップしていくのかという話を書くのが好きです。
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続編おかわり日和
バツイチ、アラサー、犬森祥子の職業は“見守り屋”。依頼が入ると、夜から朝までひたすら人やものを見守る。彼女の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。街で出会ったグルメを堪能しながら思うのは、一人娘のこと。別れた夫とその再婚相手のもとで暮らす娘に会えぬまま半年が経っていた。独り思い悩むが、ワケありな客たちと過ごす時間が徐々に祥子を変えていき…。恋(?)の予感の半生ハンバーグとビール、母心のスパゲッティーグラタンとレモンハイ、復活のからあげ丼とハイボール…疲れた心にじーんと沁みる珠玉の人間ドラマ×絶品グルメの五つ星小説!
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文庫本発売されました
今月は「ランチ酒」の文庫が15日に発売されます。文庫ファンの方もそうでない方も、よろしくお願いします!(agoeraさんの鯖とビール、何度見てもほれぼれする、安定のおいしさ……)#ランチ酒 #原田ひ香 #祥伝社 #祥伝社文庫 pic.twitter.com/wULb0Q0Qsy
— 原田ひ香@「ランチ酒」文庫が10月15日に祥伝社より発売 (@LunchSake) October 1, 2020
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今月読んだ本
- 虚ろな十字架 /東野 圭吾
- 彼女の命日 /新津 きよみ
- 笑え、シャイロック /中山 七里
- 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上 /二宮敦人
- 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下 /二宮敦人
- 人生の勝算 /前田 裕二
- エリカ /小池 真理子
- ナイルに死す〔上〕 /アガサ・クリスティー
- ナイルに死す〔下〕/アガサ・クリスティー
- ランチ酒 /原田ひ香
- ランチ酒 おかわり日和 /原田ひ香
- 微笑む人 /貫井徳朗
- ギリギリ /原田ひ香
13冊
おわりに


読書も生活習慣を整えるメソッド
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