ワインと日本料理のマリアージュを思う存分楽しむなら【笛吹川温泉 別邸 坐忘】がオススメです
1年間頑張ったご褒美に、山梨県笛吹川温泉別邸 坐忘さんへ出かけてきました
横浜から電車で2時間あまりで、現実を忘れてしまうような時間を過ごすことが出来る素敵な隠れ家のような旅館です。
▶甲州ワインのマリアージュで楽しむ茶懐石
・茶懐石とは
・料理長自らサーブしてくれるカウンター
・大満足なメニュー
・ワインペアリング
▶ワインを好きなだけ堪能出来るライブラリー
▶武田信玄公ゆかりの朝食
▶現存する日本最古のワイナリー【まるき葡萄酒ワイナリー】
▶まとめ
実は坐忘さんには2年前にも1度訪れています。勝沼にある『まるき葡萄酒ワイナリー』が経営する一軒宿です。
この時は本館に宿泊したのですが、今回はさらにグレードをあげて離れのお部屋を選びました。
離れは全部で8部屋。ひとつひとつが一軒の家のようなプライベート空間です。
離れの客室にはかなり広々とした露天風呂がついています。もちろん源泉かけ長し。24時間温泉に入ることが出来ます。
お部屋は居間スペースと寝室が別になっているので、とても過ごしやすい。全てではないですが、裸足でいる場所には床暖房も完備されていました。
そして寝室はベッド。これもありがたい。いつでも横になれるのが最高です。
洗面だってもちろん2面。広々使えるのが嬉しいですよね。アメニティは全て揃っているので、何も持参しなくても大丈夫です。
隣の建物の音も全く聞こえないし、清潔感もバッチリ。この離れの部屋は文句の付け所がありませんでした。
何と言っても坐忘さんの魅力は、ワインとお料理のマリアージュです。お食事は、築100年以上の古民家を改築した何とも雰囲気のあるこちらの建物でいただきます。
茶懐石(ちゃかいせき)とは、茶の湯の食事であり正式の茶事において「薄茶」「濃茶」を喫する前に提供される料理のことです。懐石料理は茶事に組み込まれた膳組作法で、旬の材料を用い、素材の持ち味や季節感を生かした料理で、心を込めて客をもてなすところに本意や真髄があります。
2年前に訪問した時は夕食が茶懐石ではなかったので、同じ旅館でも全く趣の違う料理を楽しむことが出来ます。
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そしてその茶懐石を頂くのは、こちらのカウンター。一般的に旅館の場合、テーブル席や畳席ですが、こんな風に素敵なカウンター席を設けられています。もちろんテーブル席を選択することもできるのですが、今回はカウンターを選びました。
こうして建物に入った瞬間にこの素敵な空間を見て、高級料亭に来たような気分になってしまう。
そしてこの席は何がすごいって、すべての料理を料理長自らがサーブしてくれること。もちろん料理の説明も料理長がしてくれます。この特別感は嬉しい。ここの席は特別料金などではなく、その日に空きがあれば確保することができます。
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茶懐石は、まずは空腹の胃を温める、という意味で必ず一汁三菜からはじまると言うことを今回初めて知りました。炊き上がったばかりのほんの少量のご飯と白味噌の味噌汁からはじまる料理。
どれも本当に美味しくて美しくて大満足。その中から気になったものをご紹介します。
これは天魚と書いて、あまごと読む川魚。人生で初めて食べた天魚は、ふっくらしていて淡白な白身なのに香ばしい。鮎とか川魚をあまり得意しない私が、ペロッと平らげてしまいました。
そしてこれが1番美味しかったかも。柚子の中で蒸された雲子。鱈の白子です。日常生活の中ではなかなか食べられないからこそ、こうした空間で提供されると嬉しい。
お茶は目の前で料理長がたててくれます。最後にデザートで、終了。お腹いっぱい、大満足な茶懐石でした。
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ワインペアリングは、3種と4種から選べます。4種で3,000円という破格なのも、ワイナリー直営だからこそ、ですよね。この日は、ロゼスパークリングに始まり、焼き魚に合う辛口白ワイン、お肉に合う赤ワイン、そして最後に樽熟成の香り高い白ワイン。これがからすみ大根にぴったりでした。
もちろんペアリングにしなくても、ワインをオーダーすることができますが、ペアリングにするとそれぞれの料理に合わせたワインをセレクトしてもらえるので、私のようにワインが好きだけど詳しくはない、という方にはオススメのオーダー方法です。
2年前に坐忘さんへ来るまで国産ワインはほとんど選んでこなかったのですが、その時マルキ葡萄酒の国産ワインがあまりに美味しいので、一気にファンになってしまいました。だから普段は国産ワインを飲まない、という方にぜひともオススメしたいのです。
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坐忘さんの施設の中で私が1番好きなのがここ。ライブラリーです。ワインに関する書籍や雑誌、文芸書など様々な本が置いてあります。
そしてここにあるドリンクは全て飲み放題。ワインやお茶を飲みながら、本を楽しめる空間なのです。
この日用意されていたワインは、赤1種、白2種、巨峰にごり酒1種。
好きなだけ美味しいワインを飲めるなんて、ワイン好きにはたまりません。
もちろん珈琲もあります。珈琲はデロンギのコーヒーメーカーで、一杯ずつ挽き立てで淹れるタイプ。紅茶も用意されていますよ。
夜はちょっとムーディーに。お風呂を楽しんだ後、みんなワインを飲みながらくつろいでいました。こうしたスペースとサービスは、今の時代珍しいものではないのですが、フリードリンクでも美味しいワインが飲める、というのは、やっぱりここならでは。ちなみに、ドライフルーツが少しだけ置いてありますが、基本的にここには食べるものはないので、おつまみが必要な方は持参した方が良いかもしれません。
朝食も夕食と同じ古民家のカウンターでいただきました。注目すべきは、2年前とは違い、一の膳二の膳とわかれていること。そして二の膳では、とても面白いものが出てきました。
え?ひょうたん??と思ったら、これが武田信玄公ゆかりのひょうたん型お弁当箱。武田信玄公が狩りへ出かけるとき、食べ物をいれたひょうたんを腰につけて行ったのだとか。
中身は驚きの、ほうとうつけ麺。ほうとうをつけ麺で食べるのも初めてでした。
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坐忘に宿泊をすると、無料でマルキ葡萄酒ワイナリーへ連れていってもらえます。現存する日本最古のワイナリー、それが坐忘を経営するマルキ葡萄酒ワイナリー。勝沼にはワイナリーが沢山ありますが、中でもこのレトロな雰囲気はここが1番。
ワインの製造行程や貯蔵庫も見学できますよ。
ワイン畑も見ることが出来ます。ワイン畑には羊を放牧しているので、羊ちゃんにもご挨拶。
そしてこれがすごいの。ワインの試飲も無料で出来るのです。試飲と言っても、全部で8種類ほどのワインを飲み比べするのです。お酒に弱い人はちょっと厳しいかもしれないらいの量とスピードで、ワインを飲んでいきます。
ワイナリーに併設されているカフェからはワイン畑を一望。こんな景色の中でワインを飲めるなんて、最高です。毎週火曜日の夜は、ここへ夜景ツアーに来てワインも飲めちゃいます。もちろん無料。
火曜日以外は、ワイナリーではなく笛吹川フルーツ公園に夜景を見るツアーがあります。これも無料。新日本三大夜景のひとつになっている夜景です。こちらも無料で連れていってくれるなんて、嬉しいですよね。
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最後に大浴場と露天風呂ですが、こちらは撮影できないので、じゃらん掲載写真からのご紹介です。露天風呂は男女入れ替え制で、2種類。
こちらの洞窟露天風呂の方が、私は好きでしたが、なんせ部屋の露天風呂があまりに広くて同じ源泉なので、どちらかというと部屋の露天風呂を楽しみました。
今回は2回目の訪問でしたが、1回目よりも更に満足出来ました。全てにおいて、満点をあげたいくらい。ソフト面でもハード面でも納得。



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笛吹川温泉 別邸 坐忘 【別邸 離れ】 露天風呂付き和洋室で寛ぎのひと時を


■目次
▶笛吹川温泉 別邸坐忘 離れの魅力▶甲州ワインのマリアージュで楽しむ茶懐石
・茶懐石とは
・料理長自らサーブしてくれるカウンター
・大満足なメニュー
・ワインペアリング
▶ワインを好きなだけ堪能出来るライブラリー
▶武田信玄公ゆかりの朝食
▶現存する日本最古のワイナリー【まるき葡萄酒ワイナリー】
▶まとめ
料理長自らサーブしてくれるカウンター
大満足なメニュー
ワインペアリング
ワインを好きなだけ堪能出来るライブラリー
まとめ
- 隠れ家的宿に泊まりたい
- ワインが大好き
- 自然の中で寛ぎたい



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