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    shoko

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    先月までとは一転してこれまで興味のなかった日本の時代小説を手に取ってみた11月。これまで読まず嫌いだったことを悔やむほど面白過ぎて止まらなくなってしまい和田竜さん一色になりました。日本史に出てくる人たちって、こんなにも素敵なキャラクターの持ち主だったっけ。
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    今月読んだ本


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    12冊
     

    今月の1冊 和田 竜【村上海賊の娘


    2014年本屋大賞受賞、累計販売部数100万部を超えている大ヒット作。瀬戸内海の覇者「村上水軍」の娘がヒロインの戦国絵巻。

    そう聞いても、これまでなかなか読む気が起きなかったのは、日本の時代小説だからです。高校生の時に世界史を選択してから日本の歴史にはほとんど触れていない。中学までの知識しかない私は、日本の歴史そのものに漠然と苦手意識を持っていました。

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    だけどそれ、完全に読まず嫌いでした。

    村上水軍?毛利家?
    と聞いても全くイメージすら沸かなかった私が、1巻目から見事にひきこまれていく。混乱した時代背景、戦国武将たちの思惑、さぞ難しい言葉が並ぶのかと思いきや、非常にわかりやすい言葉で書き進められていく。登場人物たちの会話も言葉使いが易しいので頭に入りやすい。

    脚本出身の作家さんだけに、小説なのだけどまるで映画のような展開の仕方。だから頭の中に自然と出来ていくイメージ。これが面白くてわかりやすい理由でしょうか。


    主人公・景(きょう)、戦国時代に瀬戸内海を席巻した村上水軍の当主・村上武吉の娘である。景は、軍船に乗り瀬戸内の海で狼藉を働く者を成敗したり、男勝りの活躍をする。ある日、毛利家から信長に追い詰められ窮地に陥った本願寺を救うため、物資を輸送してほしいという依頼が来る。村上水軍は毛利方に加勢することを決め、景も戦いに身を投じていく。
    Wikipediaより

    この作品は、1576年(天正4年)第一次木津川口の戦いをもとに描かれたフィクション。村上水軍の当主・村上武吉の娘・景(きょう、20歳)がとにかく魅力に溢れる人物で、この作品の力はこのヒロインの人間力が支えています。
     

    勝手に映画化キャスティング考えてみた


    現段階では、まだ映像化の話が発表されていないので、勝手にキャスティング、で盛り上がっている方がとても多いことを知りました。私も考えてみました。


    SHOKO

    ヒロインがポイント

    主人公 村上景には、杉咲花。

    杏さんを推す声が多く、作者も杏さんイメージらしいのだけど。やっぱり年齢が上過ぎる。私的には、杉咲花さんがぴったり。海賊として快活に船の上で暴れまわる姿、目に浮かびます。

    • 景の父 村上武吉には、吉田鋼太郎
    • 景の兄 村上元吉には、松坂桃李
    • 最大の敵 七五三兵衛には、真壁刀義
    • 景の夫候補 児玉就英には、岡田将生
    • 雑賀党首領 鈴木孫市には、高良健吾

    あれ、なんかイケメン揃っちゃった。ほんとはイケメンは児玉就英だけなはずだけど。やっぱりイケメン出したくなるただの個人的見解。

    景との一騎討ちのシーンが最大の見せ場、七五三兵衛が1番悩みました。真壁さん、ぴったりなんだけど。果たしてあの声で演じられるのか。

    私のキャスティング、誰かひとりでも当たらないかな。そうそう、どこかで関ジャニ∞の村上信五さんにも登場してもらおう。村上家の末裔だって噂だから。

    多分、いや絶対、これから映像化されるはずだから、その時を楽しみに待ちたいと思います。



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    他にもまだある和田 竜作品


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    村上海賊の娘を読み、和田竜作品をもっと知りたくなった私は、直ぐ様【忍びの国】を手に取りました。

    1578年に起きた天正伊賀の乱を舞台に描かれた「織田vs伊賀の忍び」の戦いです。村上海賊と時代背景はほぼ同じ。織田信長の威力がどんどん拡大し、伊賀の隣の伊勢が落ちるところからのスタート。様々な思惑が交差する忍びたちの世界で、1番の強さを誇る忍び、無門。数で勝る織田家にどう立ち向かうのか、それも見物でした。

    昨年映画化され、主人公の無門を嵐の大野智が演じていましたね。ちょっとイメージ、違うんだけどな。まだ映画は見ていないけれど、小説を読んだ限り面白いことは間違いなさそうです。

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    そして続けて【のぼうの城

    こちらもすでに映画化され大ヒットした作品です。天下統一目前の豊臣秀吉の時代。北条氏討伐における忍城(おしじょう)の攻防を描いた作品。この城の城主が主人公 成田長親。「でくのぼう」から「のぼう」と呼ばれている何をやらせてもダメな長親と脇を固める侍たち忍城の面々と、石田三成率いる秀吉の大軍の戦い。【忍びの国】同様に数では圧倒的に負けている忍城の侍たちの勇姿は圧巻で、あっという間に上下2巻を読了してしまいました。

    主人公のぼうを演じたのは、野村萬斎。こちらも若干サイズがイメージ違い。キャスティングってすごく難しいものですね。ただ作品自体はとても原作に忠実に出来ているようなので、こちらもチェックしたいです。 

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    戦国武将グッズが人気


    今月和田竜作品に触れてからというもの、戦国武将たちも気になって仕方ない。これまでほとんど興味を持たずにいた世界なだけにとても新鮮。大河ドラマの人気や、レキジョと言われる歴史好きな方々のことも、理解し始めたのです。

    そこで戦国武将たちのグッズ、というものも人気が高いことを知りました。しかも、毎日身につけているようなものに取り入れるのがいいらしい。こんな専門店まであるのです。 ▶▶戦国武将グッズ専門店【ファンクリ】


    例えば、スマホケース。こちらは毛利元就モデル。


    ▶▶ 手帳型スマホカバー【毛利 元就】【シルエット】


    そして、ブックマーカー。織田信長モデル。


    ▶▶ブックマーカー【織田 信長】


    スマホスタンドまである。こちらは大谷吉継モデル。

    ▶▶スマホスタンド【大谷 吉継】【シルエット】


    今回出会った和田竜作品と関連の深い武将のグッズをピックアップしてみました。ブックマーカーなんて、ちょっと粋でいい感じ。他にも沢山の戦国武将グッズが揃っていて驚きでした。


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    まとめ

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    食わず嫌いも、読まず嫌いも、もったいない。

    今月和田竜作品に出会って、改めて思いました。中学の頃にこの和田竜作品に出会っていたら。私の日本史に対するイメージは全く変わっていたかもしれない。実際に和田さんの作品を生徒に勧める歴史の先生もいるみたいです。中学生や高校生に、ぜひ読んで欲しい。もちろん、私のように読まず嫌いだった大人にも、おすすめしたい。

    小説はフィクションだけれど、日本にこんなにも興味深い歴史があることを知ることで、自分の国に対する思いも少し変わるかもしれない。

    ブロトピ:こんな記事書きました!


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