【2018年6月読書レポート】今が旬な人気話題作3選
思うように読書が出来なかった理由をワールドカップのせいにしておこうと思う。決勝トーナメント出場おめでとう。
■目次
▶6月に読んだ本・今月の1冊
▶志駕晃【スマホを落としただけなのに】
・映画【スマホを落としただけなのに】
▶村山由佳【ダブル・ファンタジー】
・WOWOW連続ドラマ【ダブル・ファンタジー】
▶柚月裕子【最後の証人】
▶まとめ
6月に読んだ本
・六人の超音波科学者/森 博嗣
・痺れる /沼田 まほかる
・ダブル・ファンタジー〈上〉 /村山 由佳
・ダブル・ファンタジー〈下〉 /村山 由佳
・ルパンの娘 /横関 大
・スマホを落としただけなのに /志駕 晃
・ウツボカズラの甘い息 /柚月 裕子
・北斗 ある殺人者の回心 /石田 衣良
・人生相談。 /真梨 幸子
・捩れ屋敷の利鈍 /森 博嗣
・最後の証人 /柚月 裕子
・ザ・コーヒー・ブック /プレジデントムック
12冊 135ページ/日
今月の1冊
今月のピックアップはプレジデントムックから出版されている『ザ・コーヒー・ブック』
いつものように小説ではないけれど、これはとっても素敵なムック本です。最近通っている近所の珈琲豆やさんのお姉さんが、ネルドリップで珈琲を淹れている私に読んでみて欲しいと貸し出ししてくれた本。
中にはネルドリップでの珈琲抽出についての沢山のアドバイスが。珈琲は珈琲豆から絞り出されるジュース、そう言われるとなんだかそんな風にイメージすることができます。
・珈琲豆は近所の自家焙煎の店で1週間に1回買う。
・自分なりのおいしいコーヒーの基準を作る。
・豆は淹れる直前に挽く。
・豆はケチらずにたっぷり使う。
・コーヒーを淹れる道具は自分が楽しくなるものを選ぶ。
・失敗はどんどんする。
美味しい珈琲を淹れるためのメソッドの数々。私の場合この中で今クリアしていないのが、豆は淹れる直前に挽く、です。以前はミルで挽いていたのだけど、今はコーヒーミルがないので、焙煎屋さんで挽いてもらってる。でも豆を挽いてから30分くらいしか本来の風味は生かせないんだってね。だからコーヒーミルを再び購入する決心をしました。
この本によるとコーヒーミルはある程度お金をかけて一生に1個と思って買うべきらしいのだけど、何万もするコーヒーミルを購入する勇気はない。少し専門家に相談して決めようかな。ちなみに前に使っていたのはカリタのドーム型の手動のタイプでした。ポピュラーなやつです。
この本の中にネルフィルターの作り方があって、なんとフランネルシャツを切ってもいいんだって。ビックリ。さすがにネルシャツからネルフィルターを作ろうとは思わないけど、今度ストックが切れたら自分で作ってみようかな。
他にも美味しいアイスコーヒーを淹れるためには、冷蔵庫の氷を使うのなら1度氷を洗ってから、とかいろいろなことに気づかせてくれるとっても勉強になる本です。
今月読んだ作品の中には話題作がいくつか含まれていたので、そんな話題の作品をご紹介します。
まずは志駕晃さんの【スマホを落としただけなのに】
タイトルからしてもう恐ろしくないですか。スマホを落としただけなのに、どうなったの??そしておそらく良くないことが起きたのだろうと想像できる。想像通り、スマホを落として拾われたことから始まる身の毛もよだつ恐怖のストーリーです。
今のご時世実際にあり得そうだから読者はみんな自分の身に起こりうることとして捉えてしまいます。私読んでいる最中からもう落ち着かなくなって、パスワード変えようとか、SNSなんてやめてしまおうとか、そればかり考えていました。
ストーリー展開も巧みで止まらなくなります。寝苦しい夏にゾクゾクした怖さを味わいたかったらぜひ。
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映画【スマホを落としただけなのに】
すごい話題になっているなー、と思っていたらやっぱり。この秋映画の公開が決まっていました。主演は北川景子さん。いやー、きっとヒットするんじゃないかな。恐いもの見たさで、人気が集まりそうです。
原作者の志駕晃さんはこんなコメントを出しています。
まだ主演以外のキャストが出ていないので、その他の主要人物、スマホを落としてしまった北川景子の彼氏とスマホ拾った相手を誰がやるのか、考えると楽しい。
彼氏は、頼りない感じってことで田中圭さん。
そして殺人鬼で、ITに精通している、スマホを拾った男に藤原竜也さん。
どうかな。発表を楽しみに待ちたいです。原作を読んでいても映画も観たくなる。だから、待ちきれない人は原作で楽しんでください。
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村山由佳【ダブル・ファンタジー】
村山由佳さんの【ダブル・ファンタジー】
直木賞作家村山由佳さんの超官能ラブロマンス。超がついてしまうほどの官能作品なので、そうゆうの苦手な人注意してください。割りと得意な私でも、なんだか最後の方はなんてお馬鹿な主人公なんだろうと呆れるほど。
恐らく共感とかそうゆう種類の楽しみではなく、なんて人間って愚かなんだろう、と思って受け入れる感覚です。売れっ子脚本家であり夫を持つ主人公の女性が、とにかく性欲を抑えられない、終始そこにつきます。男性が読んだら女性のこんな面を知ってどう思うのかちょっと興味ある。
合本 ダブル・ファンタジー【文春e-Books】【電子書籍】[ 村山由佳 ]
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ちなみに今このダブル・ファンタジーの続編が出ています。【ミルク・アンド・ハニー】早く読みたい。
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WOWOW連続ドラマ【ダブル・ファンタジー】
個人的には真木よう子さんがベストだけどね。あ、ここでも田中圭さんが主演してる。この田中圭さんも相当な脱ぎっぷりなはずです。ダブル不倫とかもうそんなことですら問題じゃないくらい、女に生まれたからには女になって、性を生きろ、てことです。
WOWOWに加入していないので、見られないのが残念。そんな方は、原作でどうぞ。

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柚月裕子【最後の証人】
最後に柚月裕子さんの【最後の証人】
現在公開されている映画『孤狼の血』の原作者で今かなり人気の作家さん。その柚月作品の中から、今月読んだ『最後の証人』をオススメします。
一言で言えば、法廷サスペンスなのだけど。その展開の仕方、人物の描写、背景、様々な部分が非常に丁寧。細やかでわかりやすい。ぐいぐいと引き寄せられるストーリーに時間を忘れて一気に読んでしまいました。我が子を交通事故でなくした夫婦の切ないほどに悲しい復讐の悲劇。この事件の真実は最後の証人にかかっている。
『二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ』
深く心に残る言葉でした。素晴らしい作品。今月1番印象に残ったのがこの作品です。孤狼の血も評判が良いみたいだし、柚月裕子さんからはこれからも目が離せません。
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ブロトピ:こんな記事書きました!
まとめ
美味しい珈琲を淹れて大好きなパンを食べながら本を読む時間。これがなくなったら、多分生きていけない。一見美容と関係なさそうだけど、この時間でなんとか心の健康を保っているのです。7月もたくさんの作品に出会えますように。
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