ワイン酵母で仕込んだ新感覚の純米酒【ARROZ(アロス)】驚きの美味しさを堪能
ワインも日本酒も大好きな私ですが、ワイン酵母で仕込んだ日本酒、というものの存在を最近知ってしまいました。それってワインなの?日本酒なの?答えはそのどちらでもない。それは驚きの新ジャンル、ハイブリッドなお酒でした。
■目次
▶ワイン酵母で仕込んだ純米酒【ARROZ(アロス)】・釜屋のお酒
・アロスの特徴
・アルコール度・日本酒度
・価格と原材料
▶【ARROZ(アロス)】飲んでみました
▶合う料理は?
▶まとめ
そのお酒は、ARROZ(アロス)と言います。スペイン語で米を意味するARROZ。作っているのは埼玉県にある酒蔵『釜屋』です。
釜屋のお酒
釜屋は寛延元年(1748年、江戸中期)創業、270年の歴史を持つ老舗酒蔵。
伝統を大事にし丁寧な酒造りを心がける一方で、常識にとらわれず新たな可能性にも挑戦しています。そこで生まれたのがこの ワイン酵母仕込み純米酒【ARROZ(アロス)】なのです。
アロスの特徴
通常日本酒を造る際に使う酵母は清酒用酵母ですが、アロスはワイン酵母を使っています。酵母というのは糖分を摂取するとアルコール(エタノール)と炭酸ガスを発生させます。そしてさまざまな種類の酸(酢酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、アミノ酸など)もつくります。その酸の種類がワイン酵母によってより増えるのです。 だからワインのような複雑な酸味のある日本酒に仕上がったというわけです。
アルコール度数は12度。一般的な日本酒は20度はあるので、アルコール度数は日本酒の中では低めですが、ワインと同じくらいあるので注意は必要です。日本酒度数は-20~-25度。日本酒度はよく甘口か辛口かを見極める時の数値に使われますが、日本酒の中の糖分を数値化したものです。+であると辛口で-であると甘口。大甘口の日本酒でも-6度~なので、アロスの-20度は相当な甘さだということがわかります。
価格と原材料
・720ml 1,625円
・300ml 810円
手頃な価格なので自宅用にも購入しやすいですね。
原材料は、米と米こうじ。全て国産のものを使って作られています。
【ARROZ(アロス)】飲んでみました
私が今回飲んでみたのは、こちらの300ml。ちょこっと飲むのにちょうどよい量。よく冷やしてからいただきます。
ボトルは完全にワインのようです。オシャレでお土産に持っていくにもいいですね。
グラスに注いでみてまず最初の香りは日本酒の香り。あ、やっぱり日本酒なのだと改めて気づいた瞬間です。
だけど口の中に入れると、それはまさしくワイン。フルーティーで甘い。ワイン酵母で発酵させるとお米が原料でもワインのフルーティーさがこんなに出るものなんだ。ちょっとびっくり。
でもでも、飲み込んだ後の喉に感じる後味は日本酒なの。あのお米の甘みが残っている。ワインを飲んでいるか日本酒を飲んでいるか、というよりそのどちらも一緒に飲んでいる感覚でしょうか。
白ワインのような甘くて酸味のある味わいの中に、
米の旨味も感じられるなんて。今までにない不思議な味わいの純米酒。本当にバランスのとれたお酒です。私はどちらのお酒も好きだけど、どちらかが苦手な人、特に日本酒が苦手だという人も恐らく楽しめるはずですです。
合う料理は?
和食・洋食どちらでも合いますが、とても甘さが強いので食事と共にというよりは食前酒としても楽しめます。私は今回、チーズとレーズンとナッツを合わせて冷やしたおつまみを作って、アロスと合わせました。ここまでフルーティーなお酒は、正直私の場合おつまみ必要ありません。お酒だけを楽しむ、そんな飲み方にもぴったりです。
まとめ
アロスは原材料が米だけにも関わらず、とても白ワインに近い味わい。 だけど日本酒ならではのお米の甘みもちゃんとある、 他にはないハイブリッドアルコールと言えます。日本酒を手土産で持参する時、例えば贈る相手のご主人が日本酒好きなのに奥様が日本酒を飲めない、なんてこともよくあるけれど、そんな時でもこのアロスならギフトに出来る。日本酒が苦手な人にもぜひ一口試して欲しくなるお酒なのです。
2020年にむけてますます日本のお酒は世界中から注目を浴びるでしょう。アロスなら海外の方へもお勧めしやすい日本酒です。ただ美味しすぎて気がついたら飲み過ぎてしまいす、確実に。それだけは注意して、この新鮮な美味しさを楽しみましょう。こちらの公式オンラインショップから購入できます⏩ワイン酵母仕込み純米酒 ARROZ





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