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    shoko

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    先月大杉漣さんが亡くなるというまさかの訃報が届いた日。真っ先に思い出したもの、それがケミストリーの【最期の川】ぜひ聴いてください♪
     

    この素晴らしい2007年の名曲のMVに出演しているのが大杉漣さんなのです。それもガンでまもなく亡くなるという父親役。このMVと歌詞とケミストリーの歌声に当時聞いていた時も涙が出てきていたのですが、今回大杉漣さんの訃報を聞いてから再びこのMVを見たらもう涙が止まらなくなりました。





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    iTunesの動画ランキングで1位になったりと今改めてこの曲に注目が集まっているそうです。そもそもこの曲は、映画【象の背中】の主題歌でした。最期の川の作詞も、象の背中の原作も、あの秋元康氏です。秋元康さん初の長編小説がこの【象の背中】でした。映画は大杉漣さんではなく、役所広司さんが主演です。今回改めて最期の川を聴くようになったこともあり【象の背中】を初めて読んでみました。

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    肺がんで余命半年と宣告された48歳の会社員が、その半年の間に「自分の人生と関わった人に、“遺書”を残したい」と初恋の人やケンカ別れした友人、過去に出会った人々に再び会いに行く作品。

    普通に考えたら感動作品なのだけど、この作品についてはかなり酷評も目立ちます。それは、主人公には愛する妻もこどもたちもいるけれど、長く続く本気の愛人もいる。彼は病気の告白を妻よりも先に愛人にする。末期になって愛人と妻が遭遇し、不倫していることを妻に告白。昔つきあっていた女性と会っては、最後に体の関係を持ったりと、自分の人生と関わった人に忘れられたくない、という思いはわかるけれどあまりに身勝手な主人公の女性関係に賛否両論なのです。

    映画での主演は役所広司さん。それを支える妻に今井美樹さん。そして本気の愛人に井川遥さん。お金に困ることもないエリート会社員で、何不自由なく生活していて、奥さんは美人で物わかりがよくて、おまけに愛人はさらに美しくて仕事も出来てひとりでも生きていけるような女性。

    この設定は、秋元康さんの理想の終末の迎え方なのかもしれない。男性目線で書かれている感じが色濃く出ているので、女性からのウケが相当悪かったようですが、私は余命半年を宣告された人のこの程度の身勝手は許されることじゃないのかと思う。

    自分の命の限りを知らなければ再び会うことが出来ない人、誰しもがそんな秘密、人生が長ければ長いほど持っているはず。【最期の川】を聴いていただけでは、わからなかったストーリーがあったのだと小説を読んでみて理解できました。

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    感想(0件)


    絵本にもなっているんです。絵本ではまさか、そんなヒドイ女性関係は描かれていないことを祈ります。

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    大杉漣さんを忘れない


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    最期の川のMVに出てくる役どころがまさか本当のことになるなんて、そんな日が来るなんて思ってもいませんでした。

    「幸せだった?」なんて聞かないでくれ
    愛しき人
    腕に抱き締めて僕が聞きたいよ
    君が幸せだったか?
    終わらない道はきっとない
    見送る人 涙拭いて
    背中見届けて 僕はひとりきり
    この川を今渡る
    何も悔いはない
    生まれて良かった
    心からありがとう

    まるで大杉漣さんが言っているように聴こえる。あまりにも突然のことできちんと漣さんの愛しき人にこんな風に言えなかったのだろうと思うのだけど、ケミストリーの声を借りて漣さんの家族やファンみんなに届けてくれている気がします。

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    おわりに

    CHEMISTRYもTwitterでこう発信しています。
    大杉漣さん、CHEMISTRYとしては'07年「最期の川」MVにご出演頂きました。
    温もりと味わいのある演技で素敵な作品にして下さり有難うございました。
    見送る人 涙拭いて 背中見届けて・・・ 僕は一人きり この川を今渡る
    心よりご冥福をお祈り致します(CHEMISTRY)
    https://t.co/IEfGTf12wJ https://t.co/lYv2ICk7No

    この名曲をこれからもずっと歌い続けてくれますように。ずっとずっと大杉漣さんのことを忘れないことにもつながる。何も悔いはない、生まれて良かったと言える1日1日を過ごさなくてはいけないと改めて思いました。

    ご冥福を心からお祈り申し上げます。




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