【笛吹川温泉 別邸坐忘】と【まるき葡萄酒ワイナリー】で山梨の魅力を堪能する旅
富士山に近くの山々、そして笛吹川。自然が作り出してくれる情景は人間が作り出したフォトジェニックとは比べ物にならない。
築140年の古民家で朝食
朝食は敷地内にある古民家で頂きます。古民家といってももちろん中はきれいにリノベーションされていて堀ごたつ式の足元にはしっかりと床暖房。足元が暖かくて楽な姿勢で食事が出来るのに古き良き趣はそのままになっています。
この朝食のなんとも言えない華やかな雰囲気は、使われている食器にあります。ほとんどが古伊万里のヴィンテージもの。古民家の趣き合わせているのだそうです。こんな素敵な食器、到底家では揃えられないからそれだけでも朝からワクワクします。
食材のほぼ全てが山梨県産のものを使っていました。例えばこの鱒は甲州ワインビーフと同じくワイン粕を食べさせて養殖している鱒。
お米は山梨県産武川米。前日の夕食もこの武川米だったのですが、これが甘みがあってとても美味。土鍋で炊いてそのままサーブしてくれるのでこうしてお焦げも出来ていたりして。これまた美味なのです。もちろんおかわりしてしまいました。普段お米を食べない私が朝から2膳もご飯を食べちゃうなんて。
最後にデザートを頂いて朝ごはん終了。かと思いきや、ロビーへ戻ると珈琲を淹れてくれます。もう至れり尽くせり。
まるき葡萄酒ワイナリー見学
チェックアウト前にまた何度も温泉につかり、坐忘さんでの最後のお楽しみがまるき葡萄酒のワイナリー見学です。なんとこちらも無料で行ってくれるアクティビティ。毎日11時と15時半の2回行っているので宿泊日に参加しても、こうしてチェックアウト後に参加してもどちらでも可能になっています。実は坐忘さんに宿泊する上でのもうひとつの目的はこのワイナリー見学でした。ワイン好きにはたまらないアクティビティです。国産のワインについて知識がなさすぎたけれど、前日に体験したあまりの美味しさに期待値はさらに上がります。
勝沼がワインの産地であることはもちろん知っていましたがこれほどまでにワイナリーとブドウ畑が広がっている地域だとは思っていなかったのでかなりの驚きでした。勝沼に入ると右も左もブドウ畑。そしてワイナリー。こんなところが日本にあったのですね。この中でも今残っているワイナリーで1番の歴史を持っているのがまるき葡萄酒さんなのです。
ワインを作る行程の説明を受けながら貴重なタンクや樽を実際に見ることが出来ます。
そして貯蔵庫にはヴィンテージワインたちがずらっと。圧巻でした。一升瓶スタイルが山梨のワインスタイルだってことを初めて知った。山梨の人々はワインを一升瓶で保管してそのまま一升瓶から注いで飲むのだそうです。
そしてブドウ畑の隣にはこんなかわいい羊たち。この子たちは畑の土を作ってくれる大切な存在なのだそうです。美味しいワインが飲めるのも羊たちのおかげ?!
ワイナリー見学のラストはお楽しみの試飲タイム。通常は有料の試飲も坐忘の宿泊客は無料でサービスを受けられます。しかも試飲の数も決められていないので、これもこれもとお願いするとどんどん紹介してくれる。こうして飲み比べをすると、同じブドウからできているワインがそれぞれ全く異なる味わいになっていることを感じます。
お気に入りワインが見つかって、納得して購入してきました。本当に美味しいワイン。なんだか外国産のワインにばかり目がいっていたのがもったいなかったな。日本のワインって、本当に美味しいんですね。これからは国産ワインをもっと楽しんでいくべきだと改めて思いました。
現世を忘れる一時
ワイナリー見学の帰りは塩山駅まで送ってくれるので、これで坐忘さんでの休日が終了です。大満足。200点くらい。これまでもいろいろな温泉旅館に宿泊したことがありますが、文句のつけどころがひとつもない旅はなかなかなかった。坐忘さんは実に素晴らしい、日本のおもてなしのお宿としてもっともっと世界にむけて広めたいくらいです。
坐忘さんでの時間は、現世を忘れる時間。wifi環境が悪いこともあって、インターネットに接続することも忘れられました。wifi環境が悪いことがマイナスポイントに働くような人は選ばない方が良い。時にはネットを遮断できる日も必要ですね。私にとっては、坐忘さんでの一時が現実から距離をおいた素晴らしい時間になりました。
今回出かけたのはこちらのプラン。
初めてじゃらんnet
を使ってみました。予約のみで後は全て現地での一括精算も可能なのでとても便利でした。

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